雨の大塚山・御岳山2016年08月31日 12:12

登山の目的も様々ですが、山地に自生する植物、それも高山植物に代表されるような“可憐な花々”を目標にするひとは多いようです。自然も動植物も好きなのに具体的な知識はないという私にはどの山に行っても新鮮なことばかりです。先日行った奥多摩の御岳山はレンゲショウマの群生地として有名です。今回は北西にある大塚山を経由しての登山になりました。

それにしてもこのところ2、3週間続けて雨模様の週末になり、この日も少し前の予報では晴れていたと思ったのですが、当日の朝、6時に家を出ようとすると、かなり怪しい空模様。薄いウインドブレーカーみたいな雨具に加えて本格的なレインウェアもザックにいれました。

それでも武蔵野線で北朝霞駅を出発する時には雨はまったく降っていなかったのですが、立川から青梅線に乗り換えたあたりから車窓は梅雨みたいな天候です。御岳駅の2つ先の古里駅に降りてみるとかなりの雨で、これはまいったという感じ。他にも1組の登山チームがいましたがなにやら相談中。それでもわれわれは(ひとりはリタイアしましたが)4人で傘をさしてなんとか出発。幸い、両手を使って登るような箇所はありませんでしたから、2時間ほどでようやく大塚山頂上手前の休憩小屋に到着しました。

途中で困ったのは雨の中で自分の身体が暑くなること。あまり上等のレインウェアではないためか(この気温と湿度では同じかもしれませんが)かなり蒸れてきます。心拍数があがると酸素が不足しますから、要するに足も頭も疲れます。半分ほど行ったところでレインウェア(上着だけでした)を脱ぎTシャツに。傘をさしているので濡れることはありませんし、涼しい。体温調整の大切さを感じます。

雨の中の登山は疲れますが、いろいろ経験になりました。また、ツチガエルや巨大ミミズ!など珍しい生物にも遭遇しました。肝心のレンゲショウマは御岳山頂上付近の自生地(斜面林中の下草)で鮮やかに咲いていました。ケーブルカーがあるからだとは思いますが、あの雨の中でもかなりの人が見学に訪れていたのは驚きです。