横浜港で空母型護衛艦を発見 ― 2019年01月11日 18:42
環境団体主催の見学会で横浜市磯子区にある磯子火力発電所を見学しました。火力発電は発電方式の主力ですが、中でも石炭火力発電はその歴史が古いばかりでなく、今でも(日本ばかりでなく)世界各国で発電量の40~50%以上の比率を占めている主力電源になっています。最近は地球温暖化の原因である炭酸ガス(CO2)の排出量が多いことでかなり評判が悪いですが、その重要性は依然として変わっていません。
私は、将来の電源が風力や太陽光、地熱などの自然由来エネルギー(再生エネルギー)になることは確かだと思いますが、少なくともそれまでの間、あるいは再生エネルギーのバックアップ電源として、この石炭火力発電は必要な技術だど考えています。その理由は原料となる石炭が世界各地に広く存在し、日本にも相当量が埋蔵されているからです。
ただし、この石炭火力発電を利用するためには、CO2やその他の汚染物質の排出を極力少なくする必要があります。磯子火力発電所はいわばそのモデルとして設計・運用されている工場ということで、どんな施設でどうように運営されいるかをみたいということで、今回の見学になったわけです。
見学の最後にボイラー塔の屋上へいきました。ここは100メートルの高さがあり、側面からはボイラーの熱風が噴き出ていて、この真冬でもあたたかです。横浜港や遠く富士山まで見渡せます。楕円形の煙突がさらに100メートル頭上に見えます。近くにはいくつもの(別の)発電所やガスタンクが林立して、あらためて工業地帯の雰囲気です。ここはすべて埋立地なのですが、東京湾という地形からか津波などの災害は少ないようです。
オマケですが、煙突の向こうに話題になった海上自衛隊の空母型護衛艦の姿がみえました。姿から「いずも型護衛艦」とおもわれます。基本的にはヘリコプター搭載護衛艦 なのですが。今後は垂直離発着型の戦闘機を搭載できる空母機能に改装されるという構想になっています。この近くにはドックもあり、また母港の横須賀も近いですから、頻繁に行き来すると思われます。この近くに住んでいる人にはめずらしくない光景なのでしょう。
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