酷暑の日に至仏山へ2018年07月28日 16:11

熊谷で41.1度という最高記録をつくってしまった7月23日、おなじみの山の会で尾瀬・至仏山に登りました。2台の車で午前7時前、尾瀬戸倉に到着。晴れ、気温がかなり低い。その後の天候を考えると酷暑の下界より一足早く大気の入れ替えがあったようです。ここから約20分間、大型タクシーで移動。さらに標高をあげて1600メートル地点の鳩待峠に到着すると当然また気温は下がっています。

今回は尾瀬湿原にもいける山ノ鼻方面にいかず直接至仏山を目指しました。樹林帯に作られた登山道をゆっくり登ること約1時間強。下草のササが茂るシラカバの林を気持ちのいい風が吹いているという感じです。

9時半過ぎ、笠が岳方面への分岐を過ぎ、小至仏山から至仏山に至る岩尾根が青空に映えて見える見晴らしのいいお花畑に到着。ここには整備された木のテラスベンチが並んでいます。当然ここで休憩。タカネナデシコ、ハクサンチドリ、コバイケソウなどの高山植物のかなたに尾瀬ヶ原そして2つの耳を持った燧ガ岳の姿がはっきり見えます。

いよいよ山頂へ、蛇紋岩の入り組んだ岩場を乗り越えていきます。乾いているせいかそれほど滑りはしません。けっこう距離があり、いくつかの峰を超えて、登山客の姿が見え隠れする至仏山の頂上を目指します。11時過ぎ、到着。晴天で、風もあるので視界がよく、西方には八木沢ダム、東方には尾瀬沼とその彼方の燧ケ岳。さらに皇海山、武尊山も遠望できました。八木沢ダムは湖岸が白く、かなりの渇水状態であることがわかります。昼食休憩の人も多く、混雑していましたので写真撮影だけにして早々に下山することになりました。結局、先ほどのテラスまで戻って休憩することになってしまいました。

登りも特に疲労はなく、なにより天候・気候がよかったことで、楽しい登山になりました。