グレートトラバース ― 2015年12月27日 19:30

これは「大横断」とでも訳すのでしょうか。現在ではこの言葉は主にNHKの衛星放送で放送されているアドベンチャーレーサー田中陽希の徒歩による日本列島縦断の登山旅行番組のことをいいます。登山するのに「徒歩」は当たり前だろうと思いますが、ここでは、山と山の間の移動もすべて歩く、海があればカヌーで渡るということを基本にしているのが新しいところです。しかも日程を区切り、同じ道は歩かない(一筆書き)ということもルールのため、単なる登山記録が過酷な人間ドラマになっているのがけっこう人気のある所以でしょう。(上の写真は、NHKの番組ホームページから)
田中陽希は、すでに「日本百名山人力踏破」を終えているので、昨日(12/26)の放送は、その続編としての「日本2百名山踏破」の第5集「晩秋・北アルプスから西へ!」でした。次回、1月末の放送で九州まで行って終わりになるようです。26日の番組を見ていると、後半の西日本の各山ではそれほど険しくないということもあってか頂上に多くのファン(?)が田中氏を待ち構えていて拍手喝采で、前半の北アルプスと対照的です。
前に書いた「グレートジャーニー」とはスケールと思想が違いますので比較はできませんが、人力で大自然に挑む(しかも自分の脚力で)という構図自体はほぼ同じです。発達した交通手段や機械に完全に依存している現代社会の中で、少しでも原始の自然に回帰するためには「自分の肉体」しかないということになりそうです。ただし、ここでも時代はあくまで「現代」なので、番組「グレートトラバース」では、演出がうまいために目立ちませんが、歩き、奮闘する田中陽希を撮影しているカメラマンやディレクターが複数同行しているわけです。ときにヘリコプターからの映像も挿入されます。
私はこの番組は今年の途中からしか見ていません。興味をもってから思うのは、登山に関する番組がかなり多いことです。ブームは長く続いているようです。
番組ホームページ: http://www.nhk.or.jp/greattraverse/
田中陽希は、すでに「日本百名山人力踏破」を終えているので、昨日(12/26)の放送は、その続編としての「日本2百名山踏破」の第5集「晩秋・北アルプスから西へ!」でした。次回、1月末の放送で九州まで行って終わりになるようです。26日の番組を見ていると、後半の西日本の各山ではそれほど険しくないということもあってか頂上に多くのファン(?)が田中氏を待ち構えていて拍手喝采で、前半の北アルプスと対照的です。
前に書いた「グレートジャーニー」とはスケールと思想が違いますので比較はできませんが、人力で大自然に挑む(しかも自分の脚力で)という構図自体はほぼ同じです。発達した交通手段や機械に完全に依存している現代社会の中で、少しでも原始の自然に回帰するためには「自分の肉体」しかないということになりそうです。ただし、ここでも時代はあくまで「現代」なので、番組「グレートトラバース」では、演出がうまいために目立ちませんが、歩き、奮闘する田中陽希を撮影しているカメラマンやディレクターが複数同行しているわけです。ときにヘリコプターからの映像も挿入されます。
私はこの番組は今年の途中からしか見ていません。興味をもってから思うのは、登山に関する番組がかなり多いことです。ブームは長く続いているようです。
番組ホームページ: http://www.nhk.or.jp/greattraverse/
最近のコメント