好天気の中、快適な山歩き2020年10月05日 06:14

今年の9月は雨が多かったようです。感覚でなく数字でも表れていますが、どうもこれは日本国内だけでなく、中国や朝鮮半島でも同様で、その原因はインド洋の海面温度が高く、大量の湿度が大陸にもたらされて異常な梅雨前線ともいうべき気象になってしまったためだということです。問題なのは、さらにその遠因をたどると、地球全体の温暖化によって増えた熱量が海洋に吸収された結果だという、これはまことにおそるべき事態になっていることがわかってきました。特にインド洋は北極海に面していないので、その影響を受けやすいのだということのようです。

調べてみると、こういう現象はすでに10年以上前から指摘されていました。とすれば、これは今年だけに限ったことではなく、来年以降もこうした気候が継続するものと考えられます。いったいどうすればいいのか。地球温暖化と(それに輪をかける)環境破壊――これは残りの人生をかけて取り組むべき問題と思っているのですが、実際にはどう行動すればよいのか見当がつきません。

そうした深刻な問題は別として、個人的にも今年の暑さと雨には辟易しました。要するに苦手です。最近の記事でも書いたように直近の山行では2回連続で雨にたたられ、暑さも加わって悲惨な結果になりました。自由にやっている趣味とはいえ、気持ちの良い状態で楽しみたいというのが本音です。なんとか9月の最終日、ようやく秋らしい気候になり、予定していた高尾山から陣馬山までの縦走が実現し、本当に久しぶりに、ほとんど疲れのない、余裕をもった山歩きを経験できました。

実は、10月2週に予定していた鳥海山と月山行きのためのトレーニングというのが当初の目的だったのですが、これが悪天候という山の事情で、中止になったものの、練習だけは実行ということになりました。当日は、実際には陣馬山までは歩かず、その少し手前の明王峠から相模湖に降りるというコースになったのですが、約6時間以上、快適な体調で最後まで歩けたことは実にうれしいです。

上の写真は途中の小仏峠に佇む2体の石仏です。左のはお地蔵様と思いますが、右の石仏は下に三猿や上に月日があるところをみると庚申塚のようです。像は青面金剛ですか。これまで気づきませんでした。

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