高尾山の「シモバシラ」2019年01月19日 13:08


山の会で高尾山(八王子市)へ。今年は小仏城山の少し先、小仏峠から甲州街道旧道を降りて相模湖駅まで歩くというコースになりました。コース自体は平凡ですが、途中で「シモバシラ」を見てみようというのが目玉です。

単に「シモバシラ」というとややこしいのですが、寒い季節に赤土などの地表面にできる「霜柱」という自然現象とは別モノで、シモバシラという植物の枯れた茎が地中の水分を吸い込んでできる花の様な白い氷の塊のことです。大きい場合は10センチくらいにまでなるという真冬の、これも一種の自然現象です。

高尾山頂から裏高尾方面に下ってすぐ、紅葉台の北側斜面が最初の候補地ですが、探してもお目当ての「シモバシラ」らしきものは見当たりません。山の会・K会長の話では、斜面の荒廃と手入れ(下草刈り)のためにシモバシラ(植物)が成長しないのではないかということ。斜面の荒廃には撮影者が入り込んだこともあるようです。次いで、一丁平の先の北側巻き道を探索。形は小さいですがいくつか白く成長した現象を確認することができ、一同はひと安心。

そのあと、一行は城山まで進みましたが、何人かは、もう少し大きなシモバシラの花はないかと探し回りました。K会長が「確かここにもあったはず」というので、城山頂上が見えるあたりで左に回る登山道に進んでいくと、これまでより大きな「シモバシラの花」がいくつかできているのを発見しました(上の写真)。

それでも5センチくらいと思います。これは寒さがまだ中途半端なのか、あるいは土台となる植物自体が大きく育っていないためでしょうか。

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