東山道武蔵路遺跡を見る2016年02月26日 14:13

右の住宅の立っている場所も古代の道

友の会クラブ主催の「大宮住吉神社神楽見学及ぶ周辺歴史散策」に参加しました。かなり寒い日で、住吉神社の神楽は震えながらの見学かと思いましたが、関係者の焚くドラム缶ストーブと風よけテントに助けられました。この模様はブログに掲載されているのでご覧ください。

 →http://hakutomobulog.at.webry.info/201602/article_3.html

この日の見学では勝呂地域を通っていた「東山道武蔵路」の跡にいくことができたのが収穫です。とはいえ、道は開発のための発掘で発見されたものなので現在は跡形もなく、そのそばにあった古代寺院(勝呂廃寺)も広場だけが残り風が吹いているだけです。東山道武蔵路は上野国(群馬県)新田あるいは足利から南下し、この地を通ってほぼ直線で武蔵国府(府中)を通り相模国府(大磯)まで続いて東海道につながる古代の官道です。ただし、解説によると元亀2年(771年)には武蔵国が東海道に所属換えになり、交通路は相模→上総→下総→武蔵というルートに変更になり東山道武蔵路も使用されなくなったとのことです。