鳥取砂丘再訪2018年09月14日 15:13


30数年ぶりの鳥取砂丘は大観光地になっていました。広いレストラン、道路を超えて砂丘へ到達できるリフト。そしてここにも中国や韓国、東南アジアからの大勢の観光客。かんじんの砂丘の印象はというと、そうした新しい施設の分だけ面積が減って小さくなった様な感じ。何より、あの時の寂しげな荒々しい光景の印象はあまり感じられません。これはこちらの感受性のせいでしょうか。

出雲大社と足立美術館、鳥取砂丘という山陰のメインスポットを巡るツアーのことですから、時間がないのは致し方ないとして、島根の出雲空港から出雲大社へ、夜は鳥取の大山・山麓のホテル、翌日は島根に戻って足立美術館へ、また鳥取に戻って砂丘へという忙しさなので、島根県件・鳥取県という日本の都道府県で一番わかりにくいこの2つの県の位置関係がますますわからなくなります。

出雲大社も足立美術館もそれぞれ感慨はありますが、情報過多なこの時代、噂に聞き、映像で目にしていた「もの」が本当にあったといういう以上のこころが震えるような感動はもうありません。鳥取砂丘も行きたいと思い続けて、夜行寝台列車に乗って朝早く到着したあの時のあこがれの気持ちは再現しませんでした。時間がもう少しあれば? それは違う気がします。