世の中を騒がせるPHPとは ― 2026年10月26日 14:27
最近、AI(人工知能:Artificial Intelligence)に関するニュースが多くなりました。大体は、自動運転などのこのAIがもたらす明るい未来予想と逆にAIがネットやコンピュータに与える悪影響─の2つになります。特に、情報サービス企業へのネット攻撃に始まる企業や自治体組織などの広域ネットワークへの侵入による被害はかなり深刻で、日本中の各方面に現れているようです。
身近な例では、先週行こうとした東武動物公園の公式サイトが「システム障害」で現在(2026/10/26)も閉鎖されたままです。なんと茨城県庁のホームページも2週間以上閉鎖され臨時のページが表示されるという事態です。大手のサイトがこんなに長く停まるのは異常なことかもしれません。(上は政府の警告サイト=情報処理推進機構 下は東武動物公園の障害お知らせぺージ)
ところがここにさらにもうひとつ、このAI」はどうも情報ネットワークやその中で動くプログラムの中に入り込んで、それまで知られていなかったソフトウェアやシステムの弱点を探り出すことができるらしいのです。もちろん、そこには人間が裏にいるわけですが、一度弱点(脆弱性という)が分かってしまうと、攻撃者は増加し、情報の流出や利用者の実質被害など大きな事件になりかねません。
この10月21日に起きた「PHP騒動」もそのひとつで、PHPという専門家でしか知らなかったプログラム言語があっという間に世間に広まりました。通常は多くの情報ネットワークのサーバの中でひそかに活動しているものですが、(多分AIを使ったのでしょう)そこに隠れていた「脆弱性」という欠点が発見されてしまいました。しかも、その欠点を修正する前に公開されるという事態になってネット上が騒然とします。現代ではネット空間は世界共通のプラットホームの上に構築されていますから、事情も同じで、とうとう各国の政府機関まで緊急声明を出すという事態になり、日本政府も21日に「緊急アピール」を出しました。
今回の「PHP」がこんな大きな問題になったのは、これが個人や中小企業も含めて現在の多くのWebサイトで使われているからで、さらにそのサイトが利用しているネット上のサーバーシステムでも使えるるケースがほとんどです。今回緊急アピールの対象になったのもこのサーバです。何かがあっては困るからさっそく修正したい、しかしシステムを停止するということはそのままユーザーに迷惑をかけることです。そう考えていたところに政府が「とめなさい」という発信をしてくれたのですから、これまでやや躊躇していた各サイトもためらうことなくネットを切断し、修正作業に入った─ということでしょうか。
当然、これでかなり多くのサイトが一時的にせよ切断され、利用者が慌てるという場面が各方面で出現しました。私の身近な例では、運営に協力している会のホームページが接続されなくなり、これは1日置いた22日の午前に関係者からの電話で知りました。サイトを借りているサーバのページを調べて、こういう事情は分かりましたが、どうすることもできません。ただその日の午後には通信は再開しましたので一安心。ただ、関係あるのかどうか、使用しているメールソフトでの送信がうまくいかず、これは「暗号化」の設定を変えるという対応で解決しましたが事情はわかりません。
(実は、サーバ側での対応は終わったとして、私が管理しているサイト内のPHPはこちらが修正する必要があります)
さらに、最近使用している「古文書カメラ」という、これはトッパンが運営しているスマホでのサービスですが、このサイトも通信できなくなり、調べるとここもやはりPHP対策で、今(10/26現在)もつながりません。私の場合は趣味で使っているものですからいいとして、もう少し切実な人もいると思います。
AIに代表されるコンピュータや情報通信の発展は、確かに便利で、今までできなかったことができるようになったりということがあるのですが、環境破壊や人間関係の変化など、難しい課題も生み出したようです。


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