移動生活の友2020年02月24日 12:54

先日の「最新のノートパソコンを買った」という話の続きみたいなところから入ります。このブログのテーマは「歩くこと」ですが、これには少し拡大解釈ながら“移動しながら楽しむ人生”という意味も含んでいます。

20~30年ほど前まで、私たちは、仕事はもちろんのこと、誰かに電話したり、手紙を送ったり受け取ったりするという、ごく普通の生活をおくるだけでも事務所や自宅にいる以外にありませんでした。外にいるというのはまぁせいぜい息抜きかひとりで考える時間が欲しいときでしょうか。面白いことにそういう時代には本格的な喫茶店がたくさんあり、たくさんの人であふれていました。

それが変わったのは「移動電話・携帯電話」の普及からでしょう。最初の移動生活の始まりです。その次に来たのがノートパソコンというものです。これを持ち歩けば、資料を作ったり編集したりというかなり面倒な作業でも事務所や自宅ではなく駅前のカフェでもできるようになりました。そして最後にくるのるが無線LANシステムの普及です。現在ではインターネット環境は普通になっていますが、これがどこでもそして安価に受けられる環境が普及してきています。前回のブログで話した小型PCは軽く丈夫なうえに無線LAN機能もついていますので(これは当たり前)、自宅を離れての作業がかなり快適にできます。私の住んでいる場所でも駅前の店にはたいてWIFI 設備が標準になっています。通信環境がなかったころと比べると格段の進歩です。

例えば自宅のPC環境(もう少し大きくいえば電気などのインフラ環境)が何らかの事情で使用できないことになった場合(これは実際ありました)、必要な仕事の大部分が全くできないわけで、これは大いなる恐怖でした。火事にもそういう意味の怖さがありました。

ところが、今やスマホと1台のノートPCを手にしていれば、電話もEメールの連絡も通信もホームページやブログの更新もできます。データも予定表もクラウドサービスに記録してあればほぼ無くなる心配がありません。最初の話に戻ると、今や「移動生活」のためのインフラがほぼ完全に出来上がっていると思います。

こうして人が自由に持ち場を離れて活動できるようになると、オフィスや家庭においても、ひとつの居場所に縛られない仕事のやり方や生活の仕方が可能になってきます。山歩きで山小屋を点々と移動しながら仕事も個人生活も可能になるという時代は案外早く来るかもしれません。