日の出山のカモシカ ― 2023年03月16日 14:09
今回はこの梅林のある「梅祭り公園」の裏から琴平神社の参道に入って日の出山を目指すコースで、いつものペースで3時間ほど尾根道を歩きました。途中で、山の裏側に回り込むコースに入りましたので、最後の傾斜では木の階段、石の階段の連続がややハードでした。今回のトピックスは途中でニホンカモシカに出会ったことですかね。多分、高峰というピークの前だったと思いますが、左右がスギの樹林体で、下にはササが一面に茂っている場所。我々のほぼ進行方向20メートルほどの林内に黒い動物の姿が見えました。体色が黒く、角もそれほど目立たなかったので昨年生まれのニホンカモシカの幼体でしょうか。人間を恐れる様子はなく、しばらくの間、人間と動物が双方眺めあっていました。
山ではシカやカモシカにも時々遭遇しますが、多くの場合、動く姿が少し見えるだけということが多いですが、この個体は最後までゆうゆうとしていて、静かに立ち去りました。秩父や奥多摩地域にはかなりのカモシカがいるようで、遭遇した登山者は多いと思います。自然破壊とそれに起因するといわれる食害の問題など、野生動物をめぐる環境は変わっています。特に、都会に近いこうした山では林業との共存が課題になってくると思います。
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