高尾山北陵の八王子城2019年10月09日 13:57


高尾山の北陵ルートを歩いたことがありませんでしたので、暑さもなんとか和らいだのを機会に友人と2人で出かけることにしました。このルートのひとつに八王子城を越えていく道がありますので、これまで行きたいと思っていたこの戦国の山城の一端を垣間見ることも目的のひとつでした。

コース全体は、JR高尾駅北口から陣馬街道方面に向かうバスで八王子霊園前のバス停で下車、八王子城跡を通過して、あとはひたすらアップダウンを繰り返しながら、スギや天然林の林に覆われた薄暗い尾根道を西に進み、堂所山に到着。そこから方向を変えて景信山まで高尾山本道を楽しく歩き、最後は中央高速下にある小仏バス停まで一直線に降下し、高尾駅に戻るという変則的な縦走ということになります。7時間くらいの時間でしょうか。堂所山は高尾山から陣馬山への縦走の途中にありますから何回も通過しているはずですが、はっきりした「巻き道」がありますから大抵の登山者は通過してしまうという可哀想な山です。私も今回始めて頂上(731m)に登りました。きれいなベンチが2個置いてあります。

全体として、600メートル前後の上り下りです。(高尾山周辺の登山道としてはハードな部類に入るかもしれませんが)いいトレーニングにはなるという感じですね。ほとんど見通しがないためか、あまり登山者もいないような気がします。そのためか、登山道をふさぐ倒木の数も結構多かったようです。途中で出あった人がいっていたように紅葉の季節になれば少しは賑わうのかもしれません。

八王子城は、いわゆる戦国時代末期に北条氏の居城である小田原城を守るために整備された枝城のひとつですが、武勇を伝えられた北条氏照によって築城されただけに、縦深型の防御構造を持つ壮大な規模で計画されたという山城です。ただ、今回はその一部、本丸のある城山(445m)を駆け抜けただけなので全貌はわかりません。資料館や復元され構造物などもあるようなので、もう一度確認に来てみたいと思います。

これまで聞かされていたように、八王子城山は立派な「山」で、登山のつもりで見学しないといけないという忠告の意味はよくわかりました。

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