「青春18きっぷ」で清里へ2019年08月27日 20:18


八ヶ岳や南アルプスが一望できる清里は今でも避暑地として人気がありますが、ここを走るJR小海線は日本で一番高い場所を走ることで有名です。小海線で、清里駅から隣の野辺山駅までの間に最高地点があり、駅としては野辺山駅が最高地(1346メートル)です。

清里から行ける山としてはなんといっても八ヶ岳なのですが、その小海線を挟んで反対側にはは飯盛山(めしもりやま)、平沢山というゆるやかな山頂をもつのどかな山があり、ここを縦走するハイキンググコースを、当初予想より天候の回復したこの土曜日に歩いてきました。飯盛山の標高は1643メートルですから、数字だけをみると(関東近辺なら)それなりの山になるわけですが、そもそも出発点の駅の標高が1300メートル前後ですからほとんど登山というほどのことはありません。それでも、それなりの運動量にはなります。

飯盛山には樹木がありません。以前は牧場だったようです。名前の通り、山盛りのご飯のような丸い山容で、展望が売り物だけあって、広い頂上に立つと八ヶ岳の巨大な山塊が驚ほど間近に迫ってきます。赤岳、横岳、権現岳やその間のキレットなど、見るだけで、険しい岩場が想像できますし、静かに座って、ここで起きたはるか昔の大噴火を想像すると雄大な気持ちにもなります。そして、小海線の走る谷間まで、下降する曲線を描いて伸びる裾野が気持ちの良いほど長く続いています。目を少し左に転ずると、遠く南アルプスの峰々がかすんでいます。反対側にはいつもながら形のいい富士山。

途中に平沢山を通過して、最後は野辺山駅まで歩きます。この日は参加者8人で、「青春18きっぷ」という、5枚セットの割引乗車券を使ってきたため、ここからも全員一緒にその切符で乗車。小淵沢駅経由で埼玉県まで帰りました。

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