水のない川を歩く2019年03月22日 19:53


少し前の記事に「さいかち窪」のことがあります。私の地元・朝霞市内を流れている黒目川の源流のことですが、これが2019年の11月でした。その4か月後、この場所を30名ほどの集団で「探検」し、ほぼ同じルートで歩いてきました。前回よりさらに川は渇き、とうとう2キロほど先の所沢街道まで本格的な川の流れをみることはできませんでした。今年の冬がいかに乾燥していたかということでしょうが、親水公園に水がないという皮肉な結果でした。

当日、小雨も予想されましたが北朝霞駅前には30人の市民や会員が集合た。西武線小平駅には午前10時過ぎに到着。さっそく、お彼岸でにぎわう小平霊園を横切って歩くと、新青梅街道に面した一角の雑木林が保存されています。「さいかち窪」です。道路を渡ると黒目川が出現しますが、当然、この日も水はまったくありませんが、ここからしばらくの間は川の再生事業で造られた立派な護岸と遊歩道が設置された「さいかちの道」が続きます。

途中の天神神社はかつて東京の名水といわれたほどの湧水があったようですが、現在は乾燥しきっています。武蔵野台地の自然の変化を感じます。一行は、どこから水が出現するだろうと期待しながら進みますが、昨年11月に水のあった地点を通過してもだめ。道路の様な川底を眺めながら東久留米西団地付近の「しんやま親水公園」に到着しても水はありません。ここには近くの焼却施設からの排水が流れ込んでいるようで、はじめて川に水が流れています。

予想と異なり風は強いですが、青空がのぞく暖かな陽気になり、開花直前の桜並木の下で休憩となりました。しかし、川の水量は少ないようで、やがて消えてしまいました。新所沢街道を過ぎても水はなく、とうとう氷川神社も過ぎて所沢街道まできました。ここで黒目川は一時地下に入り、親水公園とはお別れです。ところが、蛇行した黒目川が所沢街道を超える都大橋あたりから急に水が流れ出しています。地下に湧水があるのでしょうか。そこからは大小の魚やカルガモ、サギが見られる黒目川になります。このあと、一行は東久留米駅まで歩き、午後2時すぐに解散しました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mylongwalk.asablo.jp/blog/2019/03/22/9050302/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。