日光・赤薙山でカッコウを聞く2016年06月17日 14:26

カッコウは左の梢に小さく見えます。
6/11(金)に日光・霧降高原の赤薙山(あかなぎやま・2010m)に登りました。6/9に予定していた山行が中止になり、急遽6名で行くことになったものです。5時半に朝霞駅に集合、1台の車に全員同乗して、和光から東北自動車道を経て日光駅へ。そこからの曲がりくなった道を登って霧降高原(レストハウスと駐車場がある)についたのが9時半ころ。

元はスキー場のゲレンデだった場所ですが、キスゲ平とよばれる草原の中央に<天空の階段>という名称の1445段の一直線の急な階段があります。階段の最後が<小丸山>で、ここから赤薙山になります。登りは、階段は使わずに斜面に沿ってつけられてた徒歩コースを歩き、途中の丸山(1689m)によってから、この小丸山に進むことになりました。コースの絵地図でみるとなだらかに見えますが実際は歩く人が少ないせいか、道は荒れていて、雨水の浸食による窪地やササが茂って下が見えない箇所もあります。結構な起伏があり、大きな石の間を注意しながら歩く感じです。いつも思いますが、登山はバランス感覚ですね(どうもこれが弱っているような気が?)。おまけにこの日はとても暑く、風もほとんどないので、私はすぐに汗をかきはじめ帽子からは汗のしずくが落ちるほど。大事をとって途中で少し(10分ほど)休憩をさせてもらいました。

小丸山についてから振り返って丸山を眺めるとほんとうに丸いきれいな形の山です。目的の赤薙山が目の前に見えます。草原状の尾根道が続いていますが、反対側には急峻な谷が刻まれていてところどころ崖崩れのあともあります。これが<なぎ>という地形だとのこと。ここには何人かの登山客が休んでいて、すでに下山してくるひともいます。このまま日光駅まで歩くとか。私は一行の最後、武部会長のあとにつき、大小の岩石や絡みあった木の根につかまりながらゆっくりした歩きで進みました。約90分ほどで頂上へ。ここまでくるとさすがにやや冷気を感じます。

どこでも、下りは一気に降りる感じ。小丸山まで少しのところでカッコウ(鳥・郭公)が近くの木の上で鳴いている場所に差し掛かりました。足をとめ全員で「観察」しました(写真)。20年くらい前まで、自宅の近くの雑木林でも初夏になるとこの声が聞こえたものです。続く下山では本当に長い<天空の階段>も利用しました。この<階段>のせいなのか、二日ほど筋肉が痛みました。