明王峠で「石投地蔵」に2016年03月29日 13:50

これが石投地蔵

3月26日に地元の山の会の一行(15人)で、裏高尾方面の山歩き。今回は、JR相模湖から明王峠を通って影信山に登り、小下沢(こげさわ)伝いに小下沢梅林まで降りるコース。明王峠までは、与瀬神社(慈眼寺)を通らずにその南側の貝沢という杉林の中を歩くコースでした。途中に大平小屋という休憩所があり、そこで少し休憩。

その先を少し登ったところに「石投地蔵」というのがあります。写真でお分かりのように人の背丈くらいに積まれた小石の山です。この中に地蔵が埋まっているのでしょうか。説明版によると一名「嬢が塚」で武田一族の姫伝説があるようですが、あとで調べると、別の伝説もあり、これもお姫様の話です。しばらくして明王峠。登山者がよく休憩する場所ですが、不動明王が祭られているのでこの名なのでしょうか。

なんとここで雪が降ってきましたが、幸いすぐに止みました。長い稜線をおりたり登ったりしているうちに貴信山へ。ここは高尾方面からひとりで来たことがあります。今回は比較的眺めがよく、八王子方面がきれいに望めました。昼食。

12時過ぎに、東尾根をはさんだ道で下山。地図で見ると中央高速道路をはさんで高尾山の反対側になります。進行右側に圏央道の白い橋脚が見えます。この辺の地下にはいくつものトンネルが掘られていることになります。やがて小下沢に。谷川沿いに降りていきます。矢倉沢との合流地点では渓流の野草を撮影する人がたくさんいます。木橋を渡ると広い沢沿いの林道に。この辺は相模湖の水源地で小さな流れがたくさんあります。山岳協会が景観保全の活動をしているようです。

やがて小下沢梅林へ。今年は梅の盛りは過ぎていました。無料で中にいれてもらい15分ほど散策。きけば、この梅園はもともと中央高速道路の建設残土で沢を埋めてできた人工の丘で、市がここに梅を植え、市民ボランティアが管理・運営を行っているそうです。高速道の橋脚をくぐって、小仏バス停からバスでJR高尾駅へ。この通りは旧甲州街道のようです。